主軸(スピンドル)手回しハンドル

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ダイスで雄ネジを立てる時、軸とダイスの面を鉛直にするのに苦労します。
また、ブレ無くダイスを廻すのにまた苦労します。
チャックで工作物を銜えて、ダイスホルダーを芯押し台にセットすれば、上記の作業が簡単になります。
そこで、スピンドル手回しハンドルを自作しようとしたのですが、固定振れ止めが無いために、その自作を先にしました。

DSCN0349.JPG

固定振れ止めが完成しましたので、早速スピンドル手回しハンドルの自作に取り掛かりました。

まずは、下穴を明けます。
DSCN0351.JPG

テーパー加工するため、刃物台を10度傾け、中グリ用バイトをセットし、中グリ開始です。
操作側から見え易くするため、左勝手のバイトを使用しています。
当然ながらこのときはスピンドルは逆転です。
DSCN0352.JPG

根気強く、少しづつ奥までしっかり削ります。
この位置ですと目視は出来ず、正に手探り状態。
DSCN0355.JPG

テーパー中グリ作業・完了です。
DSCN0357.JPG

テーパーナットを造り、ボルトを取り付ければこんな感じです。
スリワリは未だ入れていません。
DSCN0923.JPG


ハンドル部の作成
素材はアルミ、130φです。

DSCN0896.JPG

続きの工程はこちらに記載しました。


漸く、テーパー部にスリットをいれます。
ここまで、他の段取りがあり大分時間がかかりました。
DSCN1020.JPG
スリットの根元には4φの穴を明けてあります。

出来上がったものを並べてみました。
DSCN1021.JPG
ハンドルとシャフトの間のものはタップ立て盤との共用化を図るためのアダプターです。

組み上げるとこんな姿になります。
DSCN1023.JPG


旋盤に取り付けてみました。
DSCN1025.JPG
これなら、スピンドルハンドルをセットしままでもブンブン回転させることが出来ます。

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このページは、twin_bottleが2007年9月17日 19:09に書いたブログ記事です。

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