先日、ヤフオクでDROキット(C2・C3・MINILATHE300対応・デジタルリードアウト)をゲットしたものを、今日組み付けてみました。
外径削りの際、目標の径まで何mm送ったら良いか?
中ぐりで今、どの位掘り込んでいるか?
とか、作業中に寸法が欲しい時がいろいろあります。
そんな時に力を発揮してくれる(?)のがこの「デジタルリードアウト」です。
加工中にダイヤルの目盛りを数えたりすることは頭が混乱しますし、細かい目盛りを読んだりすることもだんだんシンドイ年代でもあります。
説明書に従い、複式刃物台を取り外し、Compound_rest_bottomを交換します。
複式刃物台を組み付け、ジブネジを調整し滑らかに動くようにした後、送りネジを組み付けます。
その後、DRO(Digital Read out)を組み付けます。
ネジ穴部隠すラベルを貼り、ハンドルを取り付けて複式部の完成です。
続いて縦送り部です。
まず、複式刃物台を手前側に寄せ、Feed Nutを止めているボルトを外し、ハンドルを操作してナットを取り外します。
ハンドルを外し、ブラケットのボルトを外せば送りネジ(Feed screw)が取り出せます。
交換部品一覧
上がこれから組み込む部品で、下は取り外した部品です。
ここには写っていませんが、Feed Nutも交換します。
DRO(Digital Read out)を組み付けます。
キー溝用のビスと偏芯調整用のビスがあります。
偏芯調整用のビスは出っ張りスペーサーの内側に干渉したので、少しカットしました。
Feed Nutを取り付けます。
手前のものがこれから取り付けるものです。
■ DROを活用してダイスホルダーを造ってみました。
DROこれ、ホント使えます!!
1.約35mmに中グリし、デジタルノギスで内径を測定、そこで「0」にセットします。
2.その状態でダイスの外径を測定し、差を抽出します。
3.その数値の半分をDROを頼りに、ホルダー内径を広げます。
4.キツクもなく、ガタ無く一髪で収まることは感激です。
特にDROの見せ場は奥が良く見えないような中グリ作業です。
送り量、切込み量が一目で解かるため、手探り的な作業も安全・確実に行うことが出来ます。
いままで切込みの最終時点は音で判断していた為、どうしても階段状になっていましたが、DROならストレートに加工できます。
本来はアナログで、デジタルには頼らない人間だったのですが、この利便性を享受してしまうとアナログには戻れなくなってしまいます。
こちらにも詳細説明があります。
コメントする