フライカッタ

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エンドミルでは大きな面を一気に削ることが出来ない為、フライカッタを造りました。
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シャフト部の削り出しです。
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バーを組み付けるネジ部はシャフトと同心円にする為、チャックの咥え直しはせずに、一気に削り出します。

削り出した、バーシャフト
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バーは22mmしかありませんが、エンドミル(14Φ)で削り出しているため切削痕が2列あります。
シャフトとバーの鉛直度を確保する為、シャフトには大きめなフランジを付けました。


バーにタップ立てをします。
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旋盤の面板にバーを固定し、タップを押し付けながら面板を手回しします。

バーにチップ収納・固定の溝彫りをします。

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すくい角0°のものを造ってみました。

仮組みのフライカッタ
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チップの1辺が12.5mmしかないので、固定用ビスは1本としました。

シャフトをチャックで咥え、端面と底面を削ります。
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完成姿です。
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試し削り
早速、フライス盤にセットして試し削りです。
DSCN0771.JPG

こんな感じの切削ができました。
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はじめはビビリも発生しましたが、チップの取り付け角度を変えると問題は直ぐ解決。
1mm程度の削りを掛けてみましたが、ガンガン削れます。
仕上り面を確認しても大変満足出来るものです。

プロとの比較
別の用途でプロに依頼した加工板が届いたので比較してみました。
DSCN0786.JPG
右側は100×200×15tのもので、左側が今回自分が削ったもの。

角度と光の当たり具合を変えてもう一枚
DSCN0790.JPG
よく観察しますと小さなウネリが解ります。
卓上フライスの剛性不足が要因と思われます。

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このページは、twin_bottleが2007年10月13日 16:58に書いたブログ記事です。

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