1万円未満でするミニフライス盤のDRO化

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デジタルノギスを加工してフライス盤のDRO化をしました。

必要な時に、必要な処に設置する。がコンセプトです。

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まずはY軸です。

横から見るとこんな感じです。

DSCN2477.JPG

デジタルノギスにカバーを取り付けないと油や切子などの塵が付着することが懸念されます。

そこで、DROを利用しない時は、簡単に取り外しが出来るようにしました。

また、1,000円以下では150mmのノギスしかGet出来ない為、それ以上のストロークでは移動できるように本体への取り付けはマグネット式としました。

この丸型マグネットは吸着力が50N[5kgf]もあり、ノギスのスライド抵抗ではビクともしません。 

部品構成はこんな感じです。

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向きを変えてもう一枚。

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続いてX軸です。

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違う角度から

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取外したら、こんな構成になっています。

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X軸、Y軸双方をセットしたところです。

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最後はZ軸です。

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構成部品はこんな感じです。

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3軸DROをセットしたところです。

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Z軸は埃を被る心配は無いので取り付けたままになると思います。

X軸、Y軸は必要になった時だけセットします。

今回のDROは1,000円以下でGetしたデジタルノギスを下図のようにカットし、アルミのアングル材を介してマグネットでセットしただけのものです。

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ノギス3セットは運賃込みで4,300円

マグネットは運賃込みで2,800円

ノブ付きボルトが1,000円

占めて8,100円と相成りました。

それにしても、最近のデジタルノギスは中々賢い機能が入っています。

SWをONにしなくても、スライドさせるだけで自動ONになりますし、数分間作動させないと自動OFFになります。バッテリー消耗が少なくなり助かります。

 

取り外し可能なDROですが、一応防塵カバーを取り付けました。

材料は百均で買ったクリアの下敷きです。

DSCN2507.JPG

所定の寸法にカットし、折り曲げ、片側のみを両面テープで貼り付けただけです。

簡単な構造ですが、効果は期待したもの通りとなりました。

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スピンドル部に取り付ける切り子カバーですが、マグネットホルダーにより、何処へでも取り付けられるようにしました。

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このページは、twin_bottleが2008年5月10日 18:00に書いたブログ記事です。

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