回し金

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両センター削りの必要性から回し金を造りました。
DSCN1477.JPG

材料は10mmの角棒です。

60mmと100mm程度に切断し、咥え部に浅いV字の切込みを入れます。
DSCN1474.JPG

通り穴とタップ穴を勝手違いに明けます。
DSCN1480.JPG
固定用のボルトはM5を使用しました。

10φ程度まで咥えることが出来ます。
DSCN1478.JPG

早速、両センター削りをやってみました。
材料は16φ、長さ約20cmの棒鋼です。
DSCN1487.JPG
これを12φまで削ります。
黒皮剥きはロードが掛かりますが、剥き終わると快適に削れます。
この丸棒は、据えぐりの中ぐり棒になる予定です。

快適切削の図
DSCN1509.JPG
安定して切削が出来る故、連続した切子は最長2.5mにもなりました。

咥え直して、反対側を削ります。
DSCN1498.JPG
左側と右側の径の差をデジタルノギスで測定し、その半分DROで確認しながら削り込みします。
左側でデジタルノギスをゼロセットし、右側を測定すれば、それが径の差となります。デジタルノギスは大変便利です。

その結果、径差ゼロ偏芯ゼロで削り上がりです。
これは正に快感。両センター削りのなせる業です。
DSCN1503.JPG

出来上がりの図
DSCN1511.JPG
段差がある様に見えるのは削り方向の違いによるものです。

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このページは、twin_bottleが2007年11月24日 20:43に書いたブログ記事です。

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