ローレットホルダー(Tool_Holder)

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ツールホルダーの範疇なのでしょうが、ローレットホルダーのタイトルで記載します。

コマをスライドさせるタイプも考えたのですが、今回は「Simple is best」のタイプでいくことにしました。

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まずはアーム部の作製です。

材料は14mm角の磨き棒鋼です。

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スピンドルセンターと同芯にセットしたターンテーブルにアーム材を固定します。

センターファインダーを利用してアーム材の芯出しをします。

 

テーブルをX軸方向に移動しエンドミルのサイド部で丸加工します。

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X軸を0.1mm程度移動、ターンテーブルを1/4づつ回転させながらR加工します。

引き続き残りの1/4も同様の加工をします。

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端部の軸穴を加工

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ピボット部の半円加工(10φ)をします。

DSCN2845.JPG

ローレット駒の入る溝を加工します。8φのエンドミル4枚刃です。

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ボルト貫通部の長穴を加工

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アーム部の完成です。

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仮組みをしてみました。

DSCN2858.JPG  

部品構成はこのようになります。

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アームピボット用のボルトはM8の長ボルトを異径に加工し、M6のダイス加工をしました。

駒軸受けシャフトはM8の長ボルトの残材を利用し、両サイドに溝加工してCリングで止めるようにしました。

圧縮用ボルトはM6の長ネジをカット。ハンドルの代わりに、ちょっと加工した長ナットをスパナで締め込みます。

スプリングは市販のを半分にカットしました。

 

テスト加工もこの通り。一発できれいにできました。

DSCN2867.JPG

とは言うものの、ちょっとしたコツが必要です。

3工程に分け絞り込みましたが、最終工程では押し込み量が大きい為切子が発生します。

その切子で目詰まりが発生しないようにエアブローをしながらやりました。

 

完成したローレットホルダー他QCTP

DSCN2877.JPG

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このページは、twin_bottleが2008年7月19日 18:16に書いたブログ記事です。

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