ミニ旋盤の弱点というかコスト削減の煽りか、テールストックの固定方法がいとも簡単です。
ベース部のナットを締めこむだけなのです。
センタードリルで揉み、ドリルで穴あけしようとする時は二度も締めたり、緩めたりしなければなりません。
往復台が近くにある時などは、スパナの操作がとても煩わしいものとなります。
まず、この部分に8mmの穴をあけます。このボスはこの為にあるかもです。
続いてこの部分をボルト穴に対して直角になるように座グリます。
アンカープレートの作製
コラム補強とベルトドライブ化のテストを兼ねてガンガン削ってみますが、切り子が熱で変色するくらいにロードを掛けても全く平気です。
カムシャフト部の作製です。
スクロールチャックの一個にスペーサーを噛ませて偏芯させます。
Cクリップの溝は突っ切りバイトで掘りました。
アンカープレート、ナット部の座グリです。
深さ7mmですが、一気に削り込みました。
本体にセットしますと、こんな感じになります。
写真はロック状態ですが、ハンドルを90度左側に倒しただけでスライド可能状態になります。
こんなに簡単にスライド出来るのであれば、もっと早くやれば良かったというものです。
ハンドル側はカムシャフトを差し込んだだけという、至ってシンプルな構造です。
手前側に突起物が一切無いため、刃物台をこんなに寄せてもテールストックの移動が可能です。
このシステムを採用した理由は・・
1.ストックの奥側にハンドルがある為、複式刃物台操作の邪魔にならない。
2.ロックボルトの外側にカラーがある為、ボルト自体が自立出来る。
3.ハンドルの位置がロックボルト下部のナットの締め具合により調節出来る。
コメントする